Davinci ResolveでMKVについての編集ガイド【2025】
Davinci ResolveでMKVファイルをうまく扱えずに困っていませんか?このガイドでは、編集作業をもっとスムーズにするためのコツやテクニックをわかりやすく紹介しています。
MKVファイルをDavinci Resolveにうまく取り込み、編集しやすくする方法を学ぶことで、動画づくりがグッと快適になりますよ。プロっぽい仕上がりを目指す方にもきっと役立つ内容です。MKVファイルの取り扱いに迷ったら、まずはこのガイドをチェックしてみてください。
パート1:Davinci Resolve MKVとは何か
Davinci ResolveにおけるMKVファイルの互換性
MKV(Matroska Video)は、動画・音声・字幕などをひとつにまとめられる、とても柔軟なコンテナ形式です。Davinci Resolveは多くのファイル形式に対応した人気の動画編集ソフトですが、MKVファイルをそのまま読み込もうとすると、うまくいかないことがあります。これは、使われているコーデックやファイルの構造が複雑なためです。編集をスムーズに進めるためにも、こうしたポイントをあらかじめ知っておくと安心です。
動画編集でMKV形式を使うメリット
- 柔軟性:複数の音声・字幕トラックに対応しており、多言語プロジェクトに最適。
- 高品質:映像と音声の高品質を保持し、ソース素材の忠実度を確保できる。
- 汎用性:広くサポートされており、さまざまなオープンソースツールで作成・編集が可能。
Davinci Resolve向けにMKVファイルを最適化するためのヒント
- MKVファイルを変換する:HandBrakeやFFmpegなどのツールを使って、MP4やMOVなどより互換性の高い形式に変換する。
- コーデックを確認する:動画はH.264、音声はAACなど、Davinci Resolveがサポートするコーデックを使用していることを確認する。
- ソフトを最新に保つ:Davinci Resolveを常に最新バージョンにアップデートして、対応フォーマットの互換性を向上させる。
- プロキシを使用する:大容量のMKVファイルにはプロキシファイルを作成し、再生パフォーマンスを向上させ、PCへの負荷を軽減する。
パート2:Davinci ResolveへのMKVファイルのインポート
Davinci ResolveにMKVファイルをインポートする手順ガイド
1. Davinci Resolveを起動:Davinci Resolveを立ち上げ、既存のプロジェクトを開くか、新しいプロジェクトを作成します。
2. メディアページに移動:画面下部の「メディア」タブをクリックします。
3. MKVファイルを探す:ファイルブラウザを使って、インポートしたいMKVファイルを見つけます。
4. MKVファイルを読み込む:ファイルブラウザからメディアプールにMKVファイルをドラッグ&ドロップします。
MKVファイルのインポート時によくある問題と対処法
1. ファイルがインポートできない:
- 解決策:HandBrakeやFFmpegなどのツールを使って、MKVファイルをMP4やMOVなどより互換性の高い形式に変換します。
2. 映像または音声が再生されない:
- 解決策:MKVファイルで使用されているコーデックが対応しているか確認してください。必要であればファイルを変換します。
3. ソフトがクラッシュする:
- 解決策:Davinci Resolveを最新版にアップデートします。また、他のメディアプレイヤーでMKVファイルを再生して破損していないか確認してください。
Davinci Resolve内でのMKVファイルの整理と管理のベストプラクティス
- フォルダを作成:メディアプール内でフォルダを作成し、メディアの種類(例:生素材、音声、グラフィック)ごとに整理します。
- ファイル名の変更:MKVファイルに明確でわかりやすい名前を付け、識別しやすくします。
- バックアップを取る:プロジェクトファイルやメディアを定期的にバックアップし、データ損失を防ぎましょう。
これらの手順とベストプラクティスに従うことで、Davinci ResolveでのMKVファイルのインポート・トラブル対応・管理がよりスムーズになり、効率的で整理された編集ワークフローを実現できます。
パート3:Davinci Resolve向けにMKVを変換する方法
1. HitPaw Univd(HitPaw Video Converter)
HitPaw Univdは、MKVファイルをDavinci Resolveと互換性のある形式に変換するためのおすすめツールです。使いやすいインターフェースと高速な変換スピードを備えており、幅広いフォーマットに対応しています。HitPaw Univdを使えば、MKVファイルをMP4やMOVなどの形式にスムーズに変換でき、Davinci Resolveでの編集作業を快適に行えます。
主な機能
- 直感的な操作画面:初心者から上級者まで使いやすいナビゲーション設計。
- 高速変換:MKVファイルをDavinci Resolve対応形式に素早く変換。
- 幅広い形式に対応:MP4、MOV、AVIなど多様な形式への変換が可能。
- 高品質な出力:変換中も映像と音声のクオリティを維持。
- バッチ変換対応:複数ファイルをまとめて処理でき、作業効率アップ。
- 内蔵編集機能:トリミング、クロップ、エフェクト追加などの基本編集が可能。
以下の手順で、MKVをDavinci Resolve用に変換できます:
1. 動画を取り込む:HitPaw Univdを起動し、「ファイルを添付」ボタンをクリック、またはMKVファイルを直接ドラッグ&ドロップします。

2. 動画情報を編集(任意): 取り込んだMKVファイルを選択し、「編集」アイコンをクリックします。必要に応じてタイトルやアーティスト名などの情報を変更できます。

3. 字幕を追加(任意): 「字幕」ボタンをクリックして、外部の字幕ファイルを追加したり、既存の字幕を編集したりできます。

4. 出力形式を選択: Davinci Resolve と互換性のある形式(例:MP4 や MOV)を選びます。「一括変換」ドロップダウンメニューから、希望の出力形式を選択してください。

5. 動画を変換:「変換」ボタンをクリックして、変換処理を開始します。複数ファイルを一括で変換する場合は、「一括変換」ボタンをクリックしてください。

6. 変換済みファイルにアクセス:変換が完了したら、「変換済」タブに移動します。「フォルダーを開く」をクリックすると、Davinci Resolve にインポート可能な変換後のファイルにアクセスできます。

これらの手順に従うことで、MKVファイルを効率的に変換し、Davinci Resolveでスムーズに編集できる状態に整えることができます。
2. HandBrake
HandBrakeは、MKVファイルをDavinci Resolveと互換性のある形式に変換できる、強力なオープンソースの動画トランスコーダーです。多彩な入力・出力フォーマットに対応し、バッチ処理やカスタマイズ可能なプリセット、高品質な出力などの高度な機能も備えています。
主な特徴:
- オープンソースかつ無料で利用可能
- 多数の入力・出力フォーマットをサポート
- 画質、フレームレート、コーデックなどの詳細設定に対応
3. VLC Media Player
VLCメディアプレーヤーは、多機能なオープンソースのメディアプレーヤーでありながら、動画変換ツールとしても活用できます。MKVファイルをMP4などのDavinci Resolveに適した形式へ変換できる点が特徴です。追加ソフトなしで利用できるシンプルかつ多用途なツールを求めるユーザーにとって、VLCは優れた選択肢です。
主な特徴:
- 無料でオープンソース
- 再生・変換ともに幅広いフォーマットに対応
- シンプルで直感的なインターフェース
4. CloudConvert
CloudConvertは、MKVからMP4への変換を含む多様なフォーマットに対応したオンラインファイル変換サービスです。ソフトのインストール不要で、高品質かつ設定のカスタマイズが可能な変換が行える点が魅力です。手早く手間なく変換したい方や、オンラインで完結させたいユーザーにとって非常に便利な選択肢です。
主な特徴:
- インターネット環境があれば、どのデバイスからでも利用可能
- 200以上のフォーマットに対応
- カスタマイズ可能な高品質変換
5. Restream
Restreamはライブ配信サービスとして広く知られていますが、動画変換機能も備えています。MKVファイルをMP4などのDavinci Resolve互換フォーマットに変換することが可能です。すでにRestreamをストリーミング用途で利用しているユーザーにとっては、変換機能が統合されている点で便利なソリューションとなります。
主な特徴:
- さまざまな入力・出力フォーマットに対応
- 使いやすいインターフェース
- セキュアで信頼性の高いサービス
パート4:Davinci ResolveとMKVに関するよくある質問
Q1. Davinci ResolveはMKVファイルに対応していますか?
A1. Davinci Resolve 17.2以降のバージョンでは、MKVファイルにネイティブ対応しています。ただし、うまく再生・編集できない場合は、MKVファイル内で使用されているコーデックが非対応である可能性があります。その場合は、対応フォーマット(例:MP4など)へ変換することで問題が解決することがあります。
Q2. DaVinci ResolveでMKVファイルの音声が再生されない場合、どうすればいいですか?
A2. 音声が再生されない場合は、MKVファイルに含まれる音声コーデックが非対応である可能性があります。HandBrakeなどのツールやクラウド型コンバーターを使って、音声コーデックをAACまたはMP3(CBR:固定ビットレート)に変換してみてください。
Q3. DaVinci ResolveでMKVファイルを開くと音声しか表示されないのはなぜですか?
A3. この問題は、MKVファイル内の動画コーデックがDaVinci Resolveに対応していないことが原因です。H.264などのサポートされている動画コーデックを使用したMP4形式などに変換することで、正常に読み込めるようになります。
まとめ
DaVinci ResolveでMKVファイルを扱う方法を理解すれば、動画編集作業を大幅に効率化できます。HitPaw Univdのようなツールを使えば、MKVファイルを対応形式にかんたんに変換でき、DaVinci Resolveへの取り込みもスムーズになります。手間のかからない変換で、編集をより快適かつプロっぽく進められます。
また、DaVinci ResolveでMP4が読み込めないときの対処法もあわせてチェックしておくと安心です。
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松井祐介
編集長
フリーランスとして5年以上働いています。新しいことや最新の知識を見つけたときは、いつも感動します。人生は無限だと思いますが、私はその無限を知りません。
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